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2016.01.25 / よもやま話

10年ぶり

昨夜から今日にかけてテレビで何度も取り上げられていますが、大相撲初場所で大関の琴奨菊(ことしょうぎく)が初優勝を果たしました。日本出身の力士による10年ぶりの優勝ということで、これは大きなニュースです。

kotosho.jpg       朝日新聞朝刊(1月25日)より

「10年ひと昔」というぐらいですからすっかり昔話ですが、2006年の初場所で大関の栃東が優勝した後、朝青龍が引退する2010年初場所までの24場所中22場所で、朝青龍と白鵬が優勝を独占しました(他はブルガリア出身の琴欧州、モンゴル出身の日馬富士が1回ずつ)。
その後も白鵬を中心に外国出身力士が優勝し続けます。現在の番付を見ると、白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱はいずれもモンゴル出身で、4大関の一人である照ノ富士もモンゴル出身です。朝青龍引退後の34場所中32場所は、この4人の誰かが優勝していたという寡占状態でした(他はエストニア出身の把瑠都、モンゴル出身の旭天鵬が1回ずつ)。
私は若貴兄弟が活躍した時代だけでなく、結構長く大相撲を見て来ましたが、ここ最近は大相撲への関心が低くなっていました。しかし琴奨菊の優勝によって、もはや当たり前になっていた「外国出身力士の席巻」という事実を再認識できたのは良かったです。

私の相撲観戦歴と言えば、北の湖の現役時代も覚えていますが、一番心に残っているのは、両横綱が千代の富士と隆の里、大関に琴風、朝潮、若島津、北天佑の4人がいた1984年頃でしょうか。後に人気力士になる寺尾がまだ若手の一人でした。
千代の富士が別格だったのは言うまでもありませんが、私は均整の取れた筋肉質の北天佑(ほくてんゆう)が好きでした。共感してくれる人、誰かいませんか(笑)

岸 未希亜

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