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2016年02月29日

コンクリート打設

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まずは納入書で、指示通りの配合になっているかと出荷時刻を確認します。そして打設前に、コンクリートの品質を検査します。スランプ値(流動性)、空気量、塩化物量を測り、圧縮試験用のテストピースを6本採取します。

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品質検査が終わったらいよいよ打設です。ポンプ車で生コンクリートを型枠の中に流し込みます。流し込みの際、バイブレーターで生コンを撹拌します。バイブレータで振動を与えることで、隅々までしっかりとコンクリートが充填され、強度が高く かつきれいなコンクリートとなります。最後にコンクリートの表面をトンボでならし、浮き出た水分を除去します。

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2016年02月28日

暮らしの見学会

今週末に開催される「住まいの教室 第6回」では、実際に暮らしている住まいを拝見します。

最初に見学するのは、間もなく築2年になるお住まいです。計画を始めたのは2012年の秋でしたが、じっくり打合せを重ねてプランが決まり、その後は開発申請と農地転用に数ヶ月、土地の造成工事に約2ヶ月を擁して2013年の秋に建築工事が始まったので、建物完成までに約1年半の歳月が流れました。

「カフェスタイルの家」と名付けたこの家には、4つの特徴があります。
一つ目は、インテリアを愉しむための空間デザインです。

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奥様は、古びた箪笥や建具、古材を使った棚などのほか、エスニックのインテリアがお好みです。インテリアが映えるように、すっきりとした白壁の住宅を求めていた奥様は、建築家・田中敏溥さんの設計にも惹かれたということで、そのイメージを基に、柱や梁の見せ方を控えめにしてカフェのような家を目指しました。

二つ目は、大勢の人を呼んでも狭く感じない大きなリビング・ダイニングです。お友達を招いてのホームパーティーや、クリスマスリースのような作品づくりの集まりを奥様が主催するため、LDKとして26帖もある豊かな空間を用意しました。

三つ目は、北側に広がる景色を室内から眺められることです。

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一般的に北側は、小さな窓が並ぶ家が多いと思いますが、敷地の北側に畑や丘が広がっているこの立地を生かさない手はありません。そこで、ダイニングとスタディコーナーのある1階、吹抜とホビースペースのある2階とも、北面に大きな窓を設けて景色を取り込みました。

四つ目が、家具やタイルなどのインテリアです。

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キッチンと洗面台には、色も形も存在感のある「コラベル」というタイルを使いました。造り付けの家具は、あえて節のある板を使ったり表面に凹凸を付けたりして、古家具のような雰囲気にしています。建具も凝っていて、玄関や洗面室の出入口には、アンティークガラスを使った古建具のような引戸を作りました。

次に見学するのは、昨年の4月に完成した築1年未満のお住まいです。敷地が広い場合、親世帯が住む既存家屋を残しながら、敷地の一部を切り取る形で子世帯が家を建てるケースがありますが、このお宅もそれに類似したケースです。家を建てられる場所が限られていたため、総2階建てのシンプルな住宅になりましたが、逆に多くの方に参考になる住まいだと思います。

「ひとつ屋根の下を感じる家」と題したこの家の魅力は、何と言っても吹抜けを介した1階と2階の一体感に尽きます。総2階のコンパクトな住宅だからこそ、吹抜けによる立体的な空間の広がりは効果的です。吹抜けがあると木組みを見せやすく、「木組みの家」を感じられるのも利点ですし、1階に床暖房を入れているので家全体が暖まり、冬でも快適に過ごせます。

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さらに、吹抜けに面して本棚のあるライブラリーを設けています。この共用スペースがあることで、実際に2階と1階に分かれていても気配を感じられ、家族が繋がります。
さらに子供部屋の造りもひと工夫しました。最初はワンルームにしておき、将来は分けられるようにするのは一般的ですが、ここは単純に2室に分けるのではありません。寝るための部屋(ベッド+収納)2室と勉強スペースに3分割し、この勉強スペースを吹抜けに面したライブラリーと繋ぎます。子育て家族には、知っておいてほしい形です。

ダイニングに造り付けのベンチソファーを設けているのも特徴です。その並びにカウンターデスクを造り、家族共用のPCコーナーにしました。

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ダイニングテーブルはカンディハウスの「HAKAMAダイニング」で、非常に特徴的な形をしています(上写真は別のテーブルです)。ポール・ヘニングセンがデザインしたPH2/1(louis poulsen)という照明器具とともに、そのデザインに魅せられます。

外観については、「シャッターをいかに隠すか」がこの家のテーマでした。準防火地域における開口部の制限が厳しくなり、窓にシャッターを付けざるを得ない場面があります。個人的に思うのは、内外の境界である開口部を遮断してしまうシャッターは、その無骨な姿も含めて住宅にそぐわない、ということです。シャッターの存在を消すための工夫を、開口部のデザインに発展させている点を見てください。

実際に生活している家を見られることは、完成見学会以上に「暮らし」のイメージが沸くと思います。併せてタイプの違う2つの家を見比べる機会でもありますので、きっと貴重な体験になると思います。

岸 未希亜

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2016年02月27日

大工造作

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主寝室と子供部屋に挟まれた2階ホールに、幅350cm、奥行24cmの長い本棚を作りました。親子共用のライブラリー空間です。

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2016年02月26日

階段

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ロフトに続く階段は、大工が刻んだ桧のストリップ階段です。

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2016年02月26日

地鎮祭

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地鎮祭には二つの意味合いがあります。一つ目は、その土地に住む神様を祝い鎮め、土地を利用させてもらう許可を得ること。二つ目は、これからの工事の安全と家の繁栄を祈願することです。
今回は地元の神社で、建て主のご両親と顔なじみの神主さんにお願いしました。


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2016年02月25日

配筋検査

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建築工事が始まってすぐに、最初の重要ポイントとなる基礎の配筋検査を行います。配筋検査とは、鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査のことで、鉄筋の種別、鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、定着と継手の長さ、立上り筋の高さ、緊結の状態などをチェックします。

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2016年02月24日

基礎工事

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初めに、基礎の外周に水杭や水貫と呼ばれる木枠を設けて、高さや水平位置の基準を作ります。これを「遣り方(やりかた)」と呼びます。
次に地業を行います。地業とは基礎を支える下地造りで、捨てコンクリートを打つ前に砕石などを敷き、ランマー等で地面を突き固めます。基礎の中央付近には、地鎮祭で神主さんからいただいた鎮め物を埋めます。

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2016年02月24日

上棟

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左:いよいよ上棟です。いつものメンバーの大工達が抜群のチームワークで、下階から順番に柱、梁を組み上げて最後に棟木を取り付けます。
右:梁はクレーンで釣り上げて所定の位置に運び、大工が受け取って組み立てます。ロープの固定も、傷がつかないように注意を払います。

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左:91cm角に格子を組み2階の床梁が組みあがりました。
右;二階の床梁が組み終わると、そこに杉の無垢パネルを貼っていきます。梁組みに、強度の高い厚板を張ることで構造的に強くなります。
この作り方を剛床(ごうしょう)といい、建物の強度にとって、とても大切なポイントです。

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左:小屋組みの最後は、棟木から桁にかけて垂木をかけます。
右:その上に野地板を張り、無事に上棟が終了しました。

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2016年02月23日

基礎工事

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左:初めに、基礎の外周に水杭や水貫と呼ばれる木枠を設けて、高さや水平位置の基準を作ります。これを「遣り方(やりかた)」と呼びます。以降の工事全ての基準になるので、慎重に作業を行います。
右:基礎の中央付近に、地鎮祭で神主さんからいただいた鎮め物を埋めます。箱の中には、鉾や楯など家を守る7つの道具が入っています

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竹炭200kgを地面に埋めます。手作業で粉状にした炭を、水を撒いては踏んで締固めを繰り返します。埋炭はシロアリの被害を軽減させたり、マイナスイオンが増える等の効果があるといわれています。

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2016年02月22日

地鎮祭

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建物を建てる際に、工事の無事や安全、建物や家族の繁栄を祈ります。神主さんの設けた小さな砂山(盛土)に鍬・鋤・鎌を入れ、工事の安全を祈願します。

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2016年02月22日

地鎮祭

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地鎮祭は、土地の神に対して建築工事の報告とその許しを得るための儀式で、同時に工事の安全を祈願します。

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2016年02月20日

木工事

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ロフトにつながる吹き抜け風の勾配天井は、杉ムクパネルの現しです。

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2016年02月20日

壁下地

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室内の壁は、縦に通っている間柱に横胴縁を取り付け、その上に石膏ボードを張って下地を造ります。石膏ボードは、もろく傷つきやすいので、特に出隅、入隅の処理が重要です。

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2016年02月19日

地縄張り

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無事に解体工事も終了し、綺麗な更地になりました。次の作業は地縄張りです。建物が建つ部分に地縄を張り、敷地のどこに建物が配置されるのかを確認します。

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2016年02月19日

地縄張り

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敷地に縄を張って、建物がどこに建てられるのか確認する作業が地縄張りです。

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2016年02月19日

陶芸体験・吹きガラス体験

 かねてよりご案内の通り「山内龍雄芸術館」のオーナーの須藤さんご夫婦のご厚意により、当社で家づくりをされた方々による作品展を開催することが出来ました。急な呼びかけにも関わらず、17名の方々よりの45点にも及ぶさまざまなジャンルの作品を出展いただき、また、須藤さんご夫婦には芸術館を開放いただいたことに加え、作品据え付けまでもご協力いただき、大好評の作品展となりました。関係者の皆様に重ねて御礼申し上げます。

〝芸術って何?"という大きな問いに関し、全く考えない訳でもありませんが、幾人かの芸術家の考えを見聞するにとどまり、まだ確たるものは持ち合わせていない私ですが、昨年は夏と秋にそれぞれ1回ずつ、初心者向けの体験会に参加しました。夏は伊豆での陶芸体験、秋は、穂高での吹きガラスづくり体験です。いずれも講師の方々が丁寧にご指導下さいました。

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 この先技能を深める予定はありませんが、〝芸術って何?"については、引き続き考え続けたいと思います。

shimo1.JPG 下平 勇

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2016年02月18日

基礎立上り・底版コン打設

まずはコンクリートの品質検査です。 スランプ値(柔らかさ)、空気量、塩化物量を測り、強度試験用のテストピースを作成します。
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基礎立上り・底版のコンクリートを打設していきます。バイブレーターという振動機を使用して、コンクリートを隅々までしっかりと充填させます。コンクリートは所定の高さまで打設して、表面を均します。
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2016年02月18日

土台

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上棟前に土台を敷きます。上部構造すべてに影響してしまうので、レベルを確認し、ミリ単位で高さ調整を行います。

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2016年02月17日

床暖房

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リビング・ダイニング・キッチンは床暖房を入れます。「温水が床下を流れます」と説明すると太い管を想像してしまいますが、実際のものを見ると本当にパネル一枚です。エアコンと違って換気してもまた窓を閉めれても床自体の温かさが残っているのでとても重宝です。

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2016年02月17日

藤沢M邸 完成見学会の見どころ

今週末に見学会を開催する「藤沢市M邸」の見どころを紹介します。

元々ここにあった家は、1920(大正6)年に建てられた築100年近い古民家でした。建て主自身も幼少期から60年以上暮らしてきましたが、増築を重ねて歪な形になったり、とにかく冬が寒いということで、お母様が亡くなられたことを区切りに、建て替えを決断されました。

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ずっと以前に弊社社長の著書『神奈川の木の家』を読んだことがあるという建て主は、家を建て替えるなら「神奈川の木を使いたい」と考えていたそうです。そして「神奈川の木で家をつくる会」の存在を知り、会を主宰している当社を訪ねてくださいました。
現地を見るため4日後にご自宅を訪問すると、早くも設計を申し込んでいただき、私どもにも嬉しい驚きとなりました。

敷地は、西側に裏山が迫り、東側に川沿いの田園風景が広がる長閑な場所です。昔は川が氾濫することも多く、敷地の低いところが水没したそうなので、家の建っていた場所は道路よりも1m以上高く、道路から緩やかに登っていました。また、山を背にした道路側が正面になるため、家は東向きに建っていました。古民家はただでさえ陽が入らなくて薄暗いものですが、それに輪を掛けて暗かったそうです。

昔ながらの古民家で暮らしていたご夫妻は、「ハウスメーカーのような家は嫌だ」ということで、当社らしい木組みの真壁の家で計画しました。さらに2階建ての家に住んだことがないご夫婦にとって、建てるのはもちろん平屋の木の家です。

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雨戸には桧の戸袋を被せて柔らかい印象をつくりながら、屋根の軒を深く出し、妻面には腕木庇を造って窓や戸袋を保護しました。この陰影のある外観が日本の風土に合った形であり、田園から見上げる佇まいは、周辺環境に溶け込む姿になったと思います。

「他の家に住んだことがない」というご主人も、結婚してからずっとこの家で暮らしてきた奥様も、旧家のイメージが頭から離れません(笑)
「東向き」を「南向き」に直すことや、正面にあった玄関を側面に移すこと等の大改革がある一方、間取りはどうしても昔ながらの形を望まれました。

その一つが居間(リビング)独立させ、食事の間と台所が一体のダイニングキッチンにすることです。20年ぐらい前からは、LDKを連続させて空間を広く使うことや、家族の顔が見える空間づくりが一般的になってきたと思いますが、LとDKを完全に分ける事がかえって新鮮に感じました。

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ただし、北側にひっそりと置かれた古民家のDKとは違い、日当りが良く、裏山の緑も目に入る南西のいい場所に配置しています。ここに、家具屋が注文製作した桧のダイニングテーブルが置かれます。

また、リビングの北側には寝室があるため、建て主は初め、普通に廊下を望まれました。しかし風通しを阻害する「中廊下」は止めて、二重の建具を入れることで寝室とリビングとの間を開放したり、区画できるようにしました。

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こうすると、昼間は使わない寝室もリビングの一部として広々と感じられますし、家の中の温度差をなくすことで安心して暮らすことができます。右写真は、小さな仏間から見た「中廊下」の名残りです。

居間は勾配天井で空間が立体的に広がり、ロフトへと連続します。ロフトに昇る階段がこの空間のアクセントになっています。

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寝室との間仕切りには、旧家に使われていた大阪格子戸(小障子が外せるようになっていて冬以外は格子戸として使える建具)を再利用しました。これもアクセントになっていますが、杉や桧は年数が経てば濃くなってくるので、やがて馴染んで見えるはずです。

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テレビ台の横にある赤い柱は、旧家で使われていたケヤキの大黒柱です。大工が歪みを矯正しながら真っすぐな柱に加工し直してくれたので、新しい家に引き継ぐことができました。

このように、景色との調和、昔ながらの間取り、昔の家で使われていた材や建具の利用などから、この家を「旧家の記憶を留める平屋の家」と名付けました。実際に見ていただければ、この家の魅力を感じていただけると思います。

岸 未希亜

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