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2023.07.27 / 建築と住まいの話

茅ヶ崎S邸 完成見学会の見どころ

今週末に見学会を開催する「茅ヶ崎市S邸」の見どころを紹介します。

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一つ目のポイントは、親世帯が暮らす実家隣の空地に子世帯が家を建てることです。

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敷地に親世帯の家が建っている場合は、その家を壊して二世帯住宅にするパターンがありますが、親世帯の家をそのまま残すことができれば、建築費用も抑えられますし、引越しに伴う親世帯の負担も無くなります。

二つ目のポイントは、南北に細長い敷地形状での配置・平面計画です。

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敷地が南北に長く東西に狭いため、建物南面の間口は3間半しか取れません。「緑豊かな庭を眺めたい」という希望もあるので、南面には玄関を設けず、アプローチを長く取って東側に玄関を設けました。
また、南面で交通量の多い道路に接していますが、親世帯と共用する駐車スペースの奥に家を建てるので、道路からの視線は気になりません。しかし隣家からの視線は気になるため、1階をL型平面にして親世帯との間にデッキを造り、親世帯の方に開く形にしました。

三つ目のポイントは、玄関近くの洗面台と家事動線の集約です。

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玄関の近くに洗面コーナーとトイレがあるので、帰宅時の手洗いに便利です。次に、洗濯脱衣室とキッチンも近いため、水回り・家事動線が集約されています。そして、室内干しパイプとガス乾燥機「乾太くん」によって、洗濯や物干しの時間も短縮されます。

四つ目のポイントは、リビングとダイニングを明確に分けながらも、吹抜を交えた大きな広がり空間になっていることです。

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まず、囲われたリビングには落ち着きが生まれます。そして横並びのリビング・ダイニングのような直接的な広さはありませんが、対角線に空間の広がりを感じます。
親子が自然に触れあえる工夫もされています。ダイニングの横には2~3人が座れる広いスタディコーナーをつくり、奥様や子供たちが活用。吹抜を介して1階から子供部屋の様子も感じられます。

五つ目のポイントは、自然エネルギーを活用したエアサイクルの家ということです。

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エアサイクルの家は、ほぼ同等のUA値をもつ高断熱住宅と比較して、夏の室温差は平均2.1度低く、冬の室温差は4.5度以上高くなるという実測結果があります。神奈川県は沿岸部を中心に海風があるので、どうしてもエアコンに頼らざるを得ない1~2ヶ月程度を除けば、窓を開けて自然の風で涼を採ることも可能だと思います。家を建てる地域や環境も大いに影響しますが、「太陽熱や地熱、卓越風(あるエリアで、ある期間に最も頻繁に現れる風向きの風)などの自然エネルギーを積極的に使って暮らしたい」という方には、エアサイクルの家はお勧めです。
今回はフクビ化学のスタッフが来て、エアサイクル工法の説明してくれるので、ぜひお聞きください。

岸 未希亜

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創業から50年の実績。自然素材を使った健康住宅で地域に根ざす工務店
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