先日は台風のような強い雨と風が吹き付けて驚きましたが、
漸く春らしくなってきました。桜が満開になる日が待ち遠しいですね。
さて春休みに、北海道から小学生の姪が一人で遊びに来ていたので、
ディズニーランドや八景島シーパラダイスなどに連れて行きましたが、
この日は江ノ電に乗って小さな旅をしてみました。
ご存知の方も多いと思いますが、江ノ電（江ノ島電鉄）は藤沢と鎌倉を15駅
で結ぶ4両編成の愛らしい電車で、今年で開業110年を迎える歴史ある鉄道です。
民家の軒先をかすめるように走ったり、無人駅の長閑な風景が見られたりして人気の路線ですが、沿線に2つの高校があるため、朝の通学ラッシュですし詰め状態になることはあまり知られていません。
途中、腰越駅と稲村ケ崎駅の間で線路は海岸線に出て国道と平行して走ります。この車窓から海が見える光景も人気の秘密でしょう。
初めに長谷駅で下車して、国宝の鎌倉大仏を見ました。
正式名称は高徳院本尊・阿弥陀如来坐像で、1252年から10年の歳月をかけて
造立されたと伝えられています。
大仏は元々、仏殿の中にありましたが、台風で損壊した後は再建されずに今日に至っています。
春休みということもあって、この日は多くの人が訪れていました。
次に、テレビドラマ「最後から2番目の恋」で頻繁に登場した極楽寺駅を通過し、
稲村ケ崎へ行きました。
ここは「かながわの景勝50選」に選ばれる景勝地で、江の島、富士山、伊豆半島の眺めが見事です。
以前に同じアングルの写真を掲載した時は夏だったため、富士山が全く見えませんでしたが、今回は両雄が並び立ちました（海は大荒れでしたが）。
空気が澄んでいる冬、そして夕焼けで西の空が茜色になった時は最高の眺めです。
江ノ電には「のりおりくん」という1日乗車券があります。
今回、私も利用しましたが、藤沢と鎌倉を往復するのと同額の大人580円、
子供290円なので、途中下車をして観光する人にはお勧めです。
また現在、江ノ電の車内には神奈川エコハウスの広告も貼られていますので、江ノ電に乗車される際は探してみてください。
岸 未希亜
