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2014.05.26 / 建築と住まいの話

ガラス工芸家

今日、2年点検に同行して約1年ぶりにお客様の家にお伺いした時のこと。
点検作業の合間にお互いの近況報告などをしていたのですが、和室の障子が凄いことになっていてびっくりしました。

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もちろん当初は全体に障子紙を貼っていた訳ですが、組子を吹き寄せにした中央部分にデザインガラスをはめ込んで、レトロな雰囲気の障子に生まれ変わっていたのです。

glass2.jpg

ガラスの製作はもちろん奥様ですが、組子の内側に薄い枠材を入れてガラスを固定している仕事はまさに職人技です(笑)

glass3.jpg

サンドブラストなどのデザインガラスや、ステンドグラスを趣味にしている奥様は、このお住まいの完成に合わせて幾つもの作品を用意してくださり、木製玄関ドアの小窓にガラスをはめ込んだり、要所にFIX窓を計画してその内側にステンドグラスを設置しました。この階段室のステンドグラスもその一つです。

そんな中、キッチン背面窓のステンドグラスが変わっているのに気付きました。

glass4.jpg  左が竣工時のもの/右が新しいステンドグラス

道路を歩いている人から目につく場所なので、新たに作り直したのだそうです。
奥様から「変わったの分かりました?」と言われ、「やっぱりそうですよね」と即答できてほっとしました(笑)
頼めば奥様はきっと製作してくれると思うので、ご自宅の窓をこんな素敵な窓にしたい方がいれば、ご一報ください。ちょっと時間はかかると思いますが・・・

glass5.jpg

昼間は外の方が明るいので、室内から見た方がステンドグラスは綺麗ですが、夜は室内の照明によって外から綺麗に見えるはずです。今度は暗くなってから、この窓を見てみたいですね。

岸 未希亜

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