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2014.06.03 / 建築と住まいの話

住まいの教室 第3回

「住まいの教室」という形で、4月から月1回のペースで連続セミナーを実施しています。
第1回は「家にまつわるお金の話」、第2回は「失敗しない土地探し」でしたが、今週末に開催される第3回のテーマは「間取りのつくり方」です。

前回は、土地を探す時に気を付けること、販売価格以外にかかる隠れた土地の費用、設計者目線で避けたい土地など、これから土地を買う人にとっては非常に参考になる内容でした。

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第二部の実例セミナーでは、「敷地の状況から生み出される住まい」と題して、敷地によって家の形が決められることをお話ししました。先ず「日照を確保すること」が大切ということで、LDKを2階にした逆転プランの事例や、中庭を囲んだ町家型プランの事例を紹介しました。次に「窓から何を見るか」というテーマで、実例写真を見ながら、その敷地に合った開口部の取り方を学びました。

それでは、第3回の「間取り」の授業について少しお話しします。

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建売住宅の広告や住宅雑誌に載っている家の平面図は、誰もが目にしたことがあり、少なからず興味を抱くものだと思います。自分と関係がなくても気になる「間取り」なのに、もし自分で家を建てるとなったら黙っていられるはずがありません(笑)きっと自分で描いてみたくなることでしょう。

でも「間取り」はどこから手をつければいいのだろう?
どんなことを考えなければいけないのだろう?
分からないことがいっぱいあるはずです。
そんな方々のために第一部では、間取りの基本的な考え方や間取りをつくる流れなど、住宅設計のプロが実際にどういう組み立てで家を考えるかをお話しします。

第二部では「子育て家族の住まい」と題して、子育て家族の暮らしと子供部屋について掘り下げます。世間一般では子供の数だけ部屋を用意して、3LDKとか4LDKというように記号化していますが、子供部屋に関してはもっと慎重に、もっといっぱい考える必要があります。実例を通して、今まで見たことのない「子育て家族の住まい」について知っていただきたいと思います。

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この写真は、先月ちょうど岐阜県で完成したばかりの白木建設モデルハウス(設計:アースデザインオフィス)です。リビングとダイニングが雁行してつながり、その中間地帯に家族で使えるスタディーコーナーが用意してあります。この家で自分が暮らすことを想像してみると、楽しくなってきませんか?

子育てとは関係のない方でも参考になる部分があると思います。
子育て真っ最中の方には絶対に聞いてほしい内容です。
ぜひご参加ください。

岸 未希亜

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